2008年12月24日水曜日

忘年会でパフォーマンス

先週の金曜日は貸しスペースでの忘年会だった。



マイクやアンプがあり弾き語りなどが自由にできるちょっと薄暗いスペースを借りて、ケータリングと持ち込みで忘年会、という新しい試みをしてみた。



社内に結構芸達者がいるので、今年はパフォーマンス参加者には全員の投票により賞品を出し、ビンゴゲームでは、ステーキの券やフレンチやイタリアンレストランへのペアの招待券、宝くじなど、幹事さんが用意してくれた賞品が当たり、皆喜んでいた。幹事さん、本当にご苦労さま!宝くじが当たった人は皆に賞金をわけてくれることになっているのですよね。






写真は時々ライブに出ている社員が二人で弾き語り。優勝候補として登場し、4曲披露した。










パフォーマンスのトップバッターは歌に定評のある社員がギターの伴奏付きで1曲。







翻訳もできてプログラミングもわかって、別の顔がプロの折り紙作家という人が、「エクストリーム折り紙」という頭の後ろでの折り紙で登場。





男性1名、女性2名のグループが”さんしん”を弾いて「涙そうそう」を歌ったが、かっこよくて大拍手。女性は2人ともさんしん歴は1週間のみ。それにしてはまとまっていた。一人の女性は今回さんしんを買ったということで、来年もさんしんを弾く場所を用意しなければ。。。 女性陣は緊張して手がふるえたと言っていたが、よくやりました!








取締役はギターの弾き語りで、アンコールを強制して2曲歌い、見事投票で1位に輝く。1位を逃した優勝候補は来年こそはと闘志を燃やしたに違いない。








マジッシャンYは、その人柄が出てなごやかな楽しいショーとなったが、一部ネタが割れていた。。。来年はさらに腕をみがいてくるだろう。







私はとりで、取締役にバックをつけてもらってギターの弾き語りをしたが、ビールを飲みすぎたのかNG。とりなのに順位はほとんどビリだった(泣)。





来年は男女の紅白歌合戦を考えている。ということで今年も残り少なくなり、来年も1年間頑張って成果を出して楽しい忘年会を迎えられるようにしましょう。



2008年12月15日月曜日

”あなたの会社は、やっぱり、あなたに似ている”

先日銀行に行ったときに、”あなたの会社は、やっぱり、あなたに似ている”というキャッチフレーズのポスターを見てドキッとした。



私に似ている会社って、昔は頼りなかっただろうな、と思ったり、でも最近は変ったでしょ、と思ったり、色々な考えが頭をよぎった。



先週の金曜日にボーナスが支給されたが、いつもボーナスの明細書は手渡ししている。ボーナスの明細書を渡すときが、社員が私とマネジメントに対して何でも言いたいことを言える機会となっている。



もちろん私達からも普段考えていることを伝える。前回ボーナスを渡したときには評価があまり高くなくうつむきがちだった社員が、成長し自信をつけて元気になってくるのを見ると、力が湧いてくる。社員の成長が一番わかるときでもある。



朝の9時半に始めて、終わったのが午後3時半に近かった。



人の性格について、"KY"とか"暗い"という言葉がネガティブな意味で使われるが、軽く周りの空気なんか読むより、自分の信念に従って行動した方がいいし、暗いと言われたってよくものを考えている人の方がずっと頼もしい。



ただ、悲観的なものの見方は、意識して避けた方がいい。ある本に書いてあったが、「楽観的」という言葉は単に明るく物事を考えるのではなく、針の穴ほどの可能性を信じて努力していけることだそうである。



どんなことがあっても「楽観的」に考えて、元気のない社員を元気にしてこの不況を乗り切っていけば、不況が終わる頃には私に似ている(かもしれない)会社もたくましくなっていることだろう。

2008年12月12日金曜日

向島で忘年会






仕事仲間との忘年会が向島の料亭で開かれた。



一見さんお断りの場所だそうであるが、きれいな半玉さん、芸妓さん、仲居さんが6~7名来て、にぎやかな忘年会となった。



この料亭は仲間の一人が30年近く使っていて、最近お嬢さんの結婚式をあげた場所とのこと。向島の料亭で結婚式をあげるのは、100年の歴史をもつこの料亭でも初めてだという。





参加メンバーは全員で15~16名。女性は私を含め2名だったが、当然きれいなお姉さんに囲まれて特に楽しそうだったのは男性。ちなみに、ブログへの写真の掲載については、お姉さん方の了承を得ている。




前にも向島に行こうと誘われたことはあったが、実現したのは今回が初めてで、向島の古い町並みとお座敷遊び独特の雰囲気....やはり、はんなりとした日本の文化はいい。




会社のWebトップページの画像を日本の四季に変更したのも、日本のよさをアピールしたかったからであるが、いつかこのブログの英語版も掲載したいと思っている。



Webの画像に関しては若い社員の提案でもあるが、こんなときだからこそ日本人であることを誇りに思える国であってほしいものである。

2008年12月5日金曜日

随踵塾

月に一度「随踵塾ずいしょうじゅく)」というところで歴史書や戦国武将の残した名言について学んでいる。


この会の名前は、韓非子の「比肩随踵」という言葉から取ったもので、肩と肩が当たるほど、後から後から人が随いてくるという意味で、経営者に何より大切な人を魅きつける力を表している。


メンバーは20代から60代の経営者約30人。主催者が自分で作成した教材を読み、それに対して出席者全員が意見を求められる。この意見に対して、ときには厳しく、ときにはやさしくつっこみが入り、参加者の本音と主催者の考えさせられるコメントで約2時間半が終わる。


この会では、普段何を考えているかが問われるので、これが結構怖い。くだらないことしか言えない自分にがっかりすることもあるし、若いメンバーのとぼけたコメントを聞いて、大笑いすることもある。できる限り休まずに、もう丸3年かよっている。


毎回必ず心に残る言葉を教えてもらうが、今月は毛利の三本矢の一人小早川隆景が、ある時祐筆(代筆者)に指示した言葉、「急ぎの手紙である。ゆえにゆっくり書きなさい」が印象に残った。急ぎのことや大切なことほど手落ちがあってはならないので心を引き締めてゆっくり書けという意味で、なかなか言えない。


かなり前のことであるが、社員が大切な約束に遅れそうになっていたときに、「急ぎなさい」という言わずもがなの一言で、ただでさえあせっている社員をさらにあわてさせてしまった。


この言葉を聞いたときに、まずあの時の社員の顔が浮んだ。

2008年11月27日木曜日

東洋陶磁美術館

三連休に仕事の仲間と一緒に関西方面に旅行に行った。そのついでに大阪市立東洋陶磁美術館に寄ってきた。


もう10年くらい前になるが「日本骨董学院」というところの古美術、骨董講座を約3年受講したことがある。月に1度、土曜の夜に骨董について勉強をするのはつらかった思い出がある。


この勉強が役に立ったのか、美術館で古い陶磁器を見るのが楽しみの一つとなっている。今回は、東洋陶磁美術館の「酒に酔う-東アジアの酒文化」という企画にひかれて、寄ってきた。






静かな美術館で古い酒器を見ていると、時の流れをゆったりと感じることができる。

                                                 




                                    
素晴らしい酒器の傍らに、三国志曹操の短歌行「酒に対して当(まさに)に歌うべし、人生幾何(いくばく)ぞ、譬(たと)ゆるに朝露(ちょうろ)の如し...」が掲載されていた。Red Cliffの曹操のイメージとこの歌がなかなか重ならない。

      


静かな時の流れを楽しんだ後は、喧騒の町道頓堀へ。
道頓堀の「今井」といううどん屋で一杯。鯛のこぶじめ、ちりめん山椒としし唐のおつまみ、そして鴨鍋うどんで旅をしめくくった。


2008年11月17日月曜日

渋谷eggmanでライブ






先週の日曜日、家族が渋谷のeggmanでライブ コンサートを開いた。







家族は、学生時代に男性3人でフォーク バンドを結成していて、最後にコンサートを開いてから実に40年ぶりのライブであった。活動を再開したのは3年前で、女性2名(ボーカルと二胡)が新たにメンバーとして加わった。

聴衆は約100名で、出演者の家族、親戚、知人、そして学生時代に所属していたスキーのクラブの先輩、後輩達で、皆演奏者に優しい身内だった。

知らなかったがeggmanは若者には比較的知られたライブハウスで、プロがライブを行う場所だそうである。ある人が笑ってeggmanのライブスケジュールを見たら日曜日だけ空白になっていた、と教えてくれたのがおかしかった。


「人生のスピードは年齢に正比例する」という言葉を本で読んだが、これは20代の若者は1年間を時速20kmで走る人生を送り、30代の人は時速30kmで走る人生を送るという意味である。



年齢が高くなれば、時の流れも早く感じるということと解釈しているし、私も実感している。バンドのメンバーについていえば、そろそろ高速道路に乗らなければスピード違反で捕まってしまう速度で走っている年齢になっている。


こういうバンドのメンバーが、今回のようなライブをまたできるかどうかわからないが、私にとってはとても心暖まる、思い出に残るイベントであった。


2008年11月13日木曜日

ジム

毎週1回、朝の7時から8時まで表参道のGold's Gymでトレーニングを続けている。


写真はマシンだらけのGold's Gymの内部

下の写真はパーソナルトレーナーの多々納先生



3年近くジム通いが続いているのはパーソナルトレーナーのお陰である。トレーナーはとても勉強家で、トレーニングを受ける人のことを真剣に考えてメニューを組んでくれ、理論的に説明し励ましてくれるのが私の元気の源となっている。








下の写真は、私が必死でバーベルを上げているところ。15kg10回を3回繰り返し、これでも私にとっては結構きつい。



Gold's Gymでトレーニングをする人の中にはスポーツ選手もいて、いつも空気がピーンと張りつめ、皆真剣なのが嬉しい。時々トレーニングをしている人の「ウォー」という苦しみの声が聞こえてくることがある。その動物的な叫びを聞くといつも「よし、やるぞ!」という気分になる。ただ、心の中では筋トレをしている人の中で私が一番ひ弱かも、とひそかに思っている。




今年の夏に足の小指を骨折したときも、骨折した週だけ休み、次の週から上半身のみのトレーニングにいつも通りジムにかよった。一人ではなかなかできないことで、お陰で骨折が直るまで身体がなまらずにすみ、素晴らしい体験をした。




靴をはけないためビーチサンダルでジムに通ったが、これで東京の人がどんなに早く歩くかよくわかった。折れている小指をふまれないように気をつけて歩くと、どうしても遅くなる。そのため、サンダルの後ろを何度ふまれたことか。足が治った自分も急いでいる人の一人に戻っているが、時々皆そんなに急いで何をしようとしているのか、と考えてしまう。

2008年11月7日金曜日

一日二日に万機あり

今日の新聞にも「トヨタの営業利益7割減」と報じられているが、「100年に1度」と言われている米金融危機に端を発した世界的不況は、翻訳業界にも大きな影響を与えている。


この不況で一番大きな影響を受けているのは、ITや自動車関連の翻訳を専門にしている翻訳会社であろうか。 大きなプロジェクトが頓挫した話も聞いているし、翻訳の発注量が劇的に減った、と苦しい話を聞く機会が多い。


IT関連の翻訳が大きな位置を占めている弊社も第三クオータを乗り切るため、知恵を絞っているところである。 この危機を乗り越えるための妙薬などないが、日頃学んでいる先人の言葉に勇気付けられることが多い。


先日は「書経」の『一日二日に万機あり』という言葉を学んだ。この言葉を「1日とか2日という短い間にも変化する兆しは無数にある」と解釈し、日々油断を戒めると同時に、細かいことを見逃さないよう、また細かいことを大切にしたいものである。ついでに、万機があるのならと明るい気分にもなる。


米国も初の黒人大統領が選出され、100年に1度の金融危機が勃発し、後から振り返ると2008年は歴史的な転換の年となるかもしれない。考えようによっては、おもしろくも苦しい時代に身を置いていることになる。

2008年10月31日金曜日

言葉の影響

現在ニュース翻訳の翻訳者募集をしている。これだけ株が下がり、円高になって世の中騒然としているからであろうか、応募者が非常に多い。


その応募者の一人のプロフィール欄に、びっくりする言葉を見つけた。


ある女性の「真面目だけがとりえの老婆です(56歳)」という自己紹介の言葉である。私より年下なのに老婆なんて。。。。


人には自分で変えられないことがある。変えられないものに年齢がある。学歴もなかなか変えられない。


ところが、このどちらも生き方次第で乗り越えることができる。


大学に行くことができずに中学や高校卒で社会に出て、その後日々の努力によって知識と教養をつけ、立派な社会人として尊敬されている人を何人も知っている。この人達の強さは並ではないし、ネガティブな言葉を口にしない。


また年齢については、その影響は人によって大きな違がある。親しい女性社長で70歳になろうという人に「老婆」などという言葉を言ったとたんきょとんとされそうである。彼女の辞書には「老婆」という言葉はないだろう。



言葉は発した人によって、大きく意味が変る。この応募者はもしかしたらつらい病気をして、今を余生と思って自分を老婆だと言ったのかもしれないし、若い人に囲まれた生活をしていて自分の年齢を強く意識する環境にいるのかもしれない。


いずれにせよ、言葉はこわいものである。自分の口から出たネガティブな言葉で自分が負のスパイラルに入ることがある。いつも元気な言葉を口にして、自分自身を励ましていきたいものである。

2008年10月24日金曜日

翻訳祭

10月22日(水)に(社)日本翻訳連盟の翻訳祭が開催された。


(社)日本翻訳連盟の活動に参加していたのはもう十数年前になり、その後業界の集まりにはほとんど出席していなかった。業界の集まりから遠ざかった一番の理由は、ビジネス上の問題もあったが、それよりも自分の力不足で業界の発展に貢献しているとはどうしても思えなくなったためであった。


ところが今年、ある会で親しくしている翻訳会社の社長から、翻訳祭の実行委員長をやるので手伝って、と言われたのがきっかけで、久しぶりに業界団体でのお手伝いをした。


今回の翻訳祭で特に感じたことは関係者と参加者の熱気であった。翻訳業界に若者が増え、厳しい中にも翻訳に対する熱意を感じた。


情報量の飛躍的増加に伴って、翻訳量も飛躍的に増えている。コストの高い日本での翻訳を避けて、海外で日本語への翻訳を行い、大事なドキュメントのみ日本で翻訳するという流れができつつある。


また、Open-Source Softwareの出現と、技術の学習ができる機会の提供をし、そのかわりに無料で翻訳をするというコミュニティーの育成と支援の例についても話題に上った。これも大きな流れになりつつある。


こういう変化の激しい環境を乗り切るためには、平凡ではあるが、企業理念を基盤にQCD (Quality, Cost, Delivery)での優位性と、変化に対する迅速な対応力の必要性を強く感じた。業界団体主催の素晴らしいイベントの企画と実行の一部を担い、貴重な経験であった。

2008年10月14日火曜日

変った食べ物

世の中には、変った物を食べる人がいる。国が違えば食べ物が異なるのは理解できるが、身近な人が普段食べないものを食べた話は結構インパクトがある。



先日家族が友人達と九州郷土料理のお店に行って、ムツゴロウの生き作りを食べた話を聞いた。生き作りと聞いただけでワーッと思ったが、その後ちょっとしたいたずらをしたために起こったことを聞くと、ますます食欲を失う。



いたずらとは、仲間の一人が、お刺身を食べた後の骨だけとなったムツゴロウの頭をお箸でつっついた。骨だけのムツゴロウの頭がまだ生きていて少し口をあけたので、そこにお酒を流し入れた人がいたとのこと(どういう人だろう???)。そしたら、ムツゴロウの頭がものすごく怒って(?)、ガーッと口をあけたので大騒ぎになった、という恐るべき生命力のお話。





この話を聞いた後にはムツゴロウの生き作りを食べる気は起きないし、それでなくともいやだと思う人も多いだろう。変った食べ物を食べる人は、もしかしたら好奇心が旺盛なのかもしれない。





以前へびを食べに行こうと誘われたことがある。義理ある人から誘われて断れずに悩んだ。どうしても行きたくなくて、愛犬の具合が悪いので行けない、というへたな言い訳をして見抜かれ、それほどいやなら、とへびを食べなくてすんだ。





飢えてないときには、変なものを食べ物る、と笑っていられるが、本当に食料がなくなると私でもへびを食べるようになるのだろう。ムツゴロウは大歓迎かもしれない。

2008年10月10日金曜日

評価について

先日知人のコンサルタントの先生から稲盛和夫氏の『人を生かす』という本をいただいた。経営に関する問答集で、経営者の質問に対して稲盛氏が答えるという形式をとっている。


社内の新人事制度が運用されてからちょうど1年たつが、評価は永遠の課題である。


『人を生かす』という本の中にも「みんなが納得する評価法はあるか」という項目があるが、稲盛氏の答えは、「評価は本当に難しい。トップは心理学者にならなければならない。ルールだけに頼らず心血をそそいで社員を見よ」というもので、思いあたることがある。


KIでは、役割遂行評価という制度を採用している。ルール上は大きな点を得ることはなくとも、社員の優れた能力が発揮され、その結果会社に新たな可能性の道が開けた場合は、大きく評価したい。


全員が満足する評価方法はないと思うが、ちょっと油断をすると見逃してしまいそうなこともきっちりと見て、人を生かしていきたい。


2008年9月30日火曜日

ブログを始めました

翻訳会社を経営して早20数年。つい昨日会社を作って奮闘していた気がするが、過去を忘れるのが早いので時が矢のように過ぎていく。 これからは1週間に1度ブログを更新していくことで、時の流れにアクセントがつくだろう。 自己紹介の意味も含めて最近感じたことは。。。。



まず仕事では、社員満足度調査で川村インターナショナルに魅力を感じる社員がかなりいたことでほっと一息。細かく見ていくと問題は山積みでも、まずは喜んで、次なる改善のための奮闘に備えよう。



プライベートでは、夏の北海道旅行で快晴の釧路川をカヌーで1時間半下ったことが忘れられない。ガイドの若者があまりお金はもうかりそうではなくとも、自然の中で幸せそうで、心がなごんで私も幸せだった。



感動したことは、北海道旅行の途中で寄った旭山動物園のユニークさ。語りつくされているが、実際に地理的条件が厳しい小さな動物園に人があふれているのを見てとても感動した。あちこちに、半端ではない新しい発想のしかけがあって、一つひとつの工夫が、人間は必死になるとここまでできるのだよ、と語りかけてくるようだった。



世の中は長期的には正直でよく見ていということですね!



ブログ第1号でした。