2009年2月27日金曜日

死にかかわる仕事

「おくりびと」がアカデミー賞の外国語映画賞をとり、光岡自動車が「おくりぐるま」を発表し、「悼む人」が話題になり、ここのところ死が社会の表面に出てきています。



「おくりびと」は納棺師のことですし、「おくりぐるま」は霊柩車のことです。死がリアルになり過ぎないように言葉が選ばれています。誰でも死と向かい合うことは苦手ですね。


だからでしょうが、死にかかわる仕事をしている人たちに対して、社会はあまりあたたかくありません。父の死に際して、そういう人たちと接する機会がありました。


特に、お世話になった霊柩車の運転手さんと話す時間があり、どんな経緯でこの職業についたか話してくれました。



担当の運転手さんは、営業、観光バスの運転手、長距離トラックの運転手を経て霊柩車の運転手の職業を選んだそうです。この仕事を選んだときは家族に大分反対されて、説得をするのが大変だったようです。 ちょっと映画「おくりびと」の主人公みたいですね。



職業を選んだ理由は、得意な運転技術が生かせ、人(遺族)との会話があるからだそうです。遺族と話すのはつらい場合が多いと思うのですが、そこに自分の役割を見いだしたのでしょうか。そうだとしたら、運転手さんは幸せな人です。



長距離トラックの運転は孤独で、そのために前職をやめたやさしそうな運転手さんでした。この不況にきっと収入は悪くないと思うのですが、人手不足だそうです。


死と向かい合いたくないため、死にかかわる職業を差別の目で見ていた自分に気がつきました。


2009年2月20日金曜日



父が93歳でこの世を去りました。昨日が告別式でしたが、家族葬で母と私と兄とその家族だけという花に囲まれた告別式でした。





父は子供の頃からの私のあこがれでした。英語とドイツが得意な技術者で、秀才でとても格好よく、父のような雰囲気の人ですぐ怒らない人と結婚しようと思っていました。子供の頃よく物理や数学を教えてもらっては、どなられたものです。父は震え上がるほど怖い人だったのです。



今考えてみると私は父と何も深い話をしたことがなく、人間としての父をほとんど知らないことに気がつきました。


ところが、父との会話で唯一心に残っている言葉があり、この一言で私の人生が変ったのです。


20代の終わりにアメリカに行ってもう一度勉強をしたいと思って悩んでいたとき、「勉強をするのに遅すぎることはない。人間一生努力だ」と言われました。


父は強烈な性格の人でしたので、周囲には傷ついたり、うらみに思った人が相当いたのではないかと思います。ただ、私にとっての父は、この一言がすべてです。


映画の「おくりびと」の中で火葬場のおじさんが、人は死ぬと門をくぐって別の世界に行くと信じ、「いってらっしゃい。また会おうの」とつぶやいて死者を送り出すシーンがありました。


私もいつか門をくぐって別の世界に行って父に会ったら、「どうしてこんなことがわからないんだ!!」とまた怒られないようにしなければなりません。

2009年2月13日金曜日

総理官邸見学ツアー

2007年の参議院選挙で初当選をした塚田一郎参議院議員の政経セミナーに参加し、オプションとしての総理官邸見学ツアーにも行ってきました。


経営者は政治に無関心であってはいけないという意見に納得して、縁あって塚田先生のセミナーに参加するようになったのですが、今回で3回目です。塚田議員は新潟出身のさわやかな若手政治家です。


総理官邸は、日本の伝統を取り入れた簡素な建物ですが、その機能を考えると暖かみを期待するのは無理なのでしょう。でも、もうちょっと華やかさがあってもいいかな~。








一番すてきな場所は中庭でした。写真にあるように竹が植えられていて、天井が開き外気が竹にあたるようになっています。屋上はヘリポートになっているので、ヘリを使用する場合はこの天井が閉まります。










記者会見室では、官房長官や総理が記者会見をする壇上に立って、写真を撮ることができました。仲間が撮ってくれた私の写真です。気分はよかったです!



官邸ツアー後約40分、石破農林水産大臣から農業と防衛についてお話をうかがいました。テレビで見るよりずっと紳士で、久しぶりに国の将来を考えていることがわかる政治家に会いました。


石破大臣が衆議院議員に当選してから22年間で、総理が15人目とのこと。もし会社なら、社長がこれほどクルクル変わったら社員に見放されて倒産ですね。


ところで、弊社Webトップページの画像を初春のイメージの梅に変えました。この梅は鎌倉の光則寺の緑梅です。murachanこと村岡良一さんのWebから許可を得て貸していただいたものです。村岡さんのWebには素敵な花の写真がいっぱいありますので、ご興味のある方は以下にアクセスしてください。村岡さん有り難うございます。

2009年2月4日水曜日

ギャラリー渓ピアノラウンジ



先週当社シニアマネージャの母親立花保子さんが経営するギャラリー渓ピアノラウンジに行きました。


昨年秋から、木、金、土の19:15~23:00(演奏は19:30~22:30)のみオープンしている「週末だけの大人の隠れ家」です。


私たちが行ったときは、立花保子さんがジャズピアノとボーカル担当で、ギタリストとの競演の日でした。ゆったりとした空間でギネス(私は大のビール党)を飲みながらジャズを聴いて、どこかなつかしい時間でした。


以前、六本木のライブハウスにジャズを聴きに行っていた時期があります。そこに偶然立花保子さんが出演していて、まさかシニアマネージャのお母さんとは知りませんでしたが、すてきな女性だなという印象が残っています。



音楽の世界は才能が基盤にあってその上に努力で成り立つ世界だと思うのですが、才能は生まれながらのもので、努力だけではどうにもならない世界は厳しいですね。


それに比べて、「生まれながらの経営者はいない、経営者には努力してなるものだ」という言葉に私は励まされています。もちろん特別な人はいますが、ほとんどの経営者にはこの言葉が当てはまると思っています。



先日家族から、「努力する才能はあるけれど、ギターと歌の才能はないね」と言われました。希望と絶望が混ざったコメントを素直に受け止めましたが、私の歩いている道は音楽ではなく経営の道でよかったようです。


すてきな音楽はギャラリー渓ピアノラウンジにお任せします。大人の皆さんは是非以下をご覧ください。