2010年12月21日火曜日

リライトをした本が出版されます





8月から9月にかけて駆け足で翻訳をした『中国・インドの戦略的意味』がいよいよ25日に出版されます。





翻訳は優秀な翻訳者にお願いし、私の役割はリライトでした。


今年、体力的にきつかった理由の一つがこのリライトの役割でした。


普段やり慣れていないことをしたことと、知人がこの仕事にからんでいたので、その人たちの顔をつぶしてはいけないというプレッシャーがボディーブローのようにききました。


ただ、今後の中国とインドの存在をどのように企業が位置づけるべきか、国際化ではなくグローバル化が必要であること、そのためにどのようにマインドセットを変えなければならないか、など興味ある内容です。


著者のアニル・K・グプタとハイヤン・ワンの分析力と洞察力は一級品です。


本に訳者としての名前は載りませんでしたが(ちょっと残念!)、お客様に満足していただけたのと、出版社に、よくこれだけの短い期間で翻訳した、と感心していただいたので満足しています。




ということで、2008年9月から始めたこのブログも、今回で111回目、これが今年最後のブログとなります。




来年も、エネルギッシュな1年としてゆきます。


皆様、良いお年を!

2010年12月17日金曜日

師走の出来事




師走になり、銀座はイルミネーションの飾りで華やかです。 気分がよくなって、もう買わないと決めていた年末ジャンボ宝くじをつい買ってしまった。。。



暮れの大きなイベントが2日続き、仕事とイベントの準備で忙殺され、ブログが一回飛んでしまいました。




まず、恒例の「三略会紅白歌楽戦」。今年は3月から練習を始めた松任谷由実の「ルージュの伝言」。



可愛いプロのダンサー2人がバックダンサー、バックコーラスは女性メンバー3人の「謎のコーラス隊」。


劇にも出演して、歌と劇の練習が計8回あり、夜の忙しかったこと!


続いて、日本翻訳連盟の20周年記念翻訳祭。実行委員として朝の7時から夜9時まで走りまわり、途中で「強い翻訳者から学ぶ」というパネルディスカッションのモデレーター役。


すべて、無事に終わって次の日は疲労で顔がむくんでしまいました(飲み過ぎたか)。このときに久しぶりに「若くはない!」ということを実感。


今年は身体がきつかった分、達成感がありました。この達成感を味わいたくてつい走ってしまうのです。

今週末でエネルギーを補充して、残り7営業日はお客様への年末のご挨拶でまた走ります。

2010年12月2日木曜日

会社創業時のにがい思い出






師走になり、近所のイチョウの黄色い葉が散り始めました。





ところで、NHKの坂本龍馬も終わりましたね。それで、なんとなく高杉晋作について知りたくなり、池宮彰一郞の『高杉晋作』を読んだところです。


ちょっと驚いたのは「人間は、艱難は共にできるが、富貴は共にできない」という言葉が高杉晋作の言葉だったことです。


この言葉を引き合いに出して、会社創業は一人でした方がいい。友達や親しい人と一緒に創業すると、後で必ず問題が起こる、と何度も言われてきました。


私は創業は一人でしましたが、創業後間もなく学生時代の友達を誘って会社を助けてもらいました。


友達は約5~6年一緒に働いて、会社にお客様がついて少しなんとかなりだしたときに去っていきました。


要するに、最初に友達を誘ったこと自体が間違っていたのです。


自分の間違いで親友を失い、相手にもつらい思いをさせ、会社創業以来一番にがい思い出です。


親しい経営者仲間からたまに同じような話を聞き、つらそうな仲間の顔が目に浮かびます。


高杉晋作を読んで、久しぶりに創業時のにがい思いが記憶によみがえりました。

2010年11月29日月曜日

広島うまいもの

大学の先輩と一緒に広島の「たこつぼ」という小料理屋さんで美味しいものを食べてきました。


出たお料理は生たらこの煮付けから始まって、デザートの西条柿まで31種類!



まめな仲間が出たお料理を全部書き留めていたので確かです。





まずはかきの酢の物。広島というとかきですね。







小イワシ(カタクチイワシ)の刺身。カタクチイワシは煮干しにするものだと思っていましたが、刺身にするのに7回洗うそうです。









同じ小イワシの塩焼き。これは脂がのって絶品でした。










ぎんなんの串刺しとエビの鬼殻焼き。"エビは広島"だそうです。










このエビをエサにして育ったタコの刺身。これはおいしかったです。











子持ち生しゃこ、赤うに、よなぎ貝の刺身。よなぎ貝は初体験。プリプリ。しゃこのお刺身は貴重品。





写真を撮ったのはここまで。ほとんど生ものですが、それぞれに細かい仕事がしてあり、店主の心意気を感じます。


最後に穴子の櫃蒸し。ごはんの上に穴子をのせて蒸し、その上にたっぷりのりとわさび。お腹が一杯で、少ししか食べられず未練・・・


「たこつぼ」という店名は先代が"壺中の天"という言葉から考えた店名だそうで、まさに店名の由来どおりでした。

2010年11月19日金曜日

ゴルフ練習会



会社の中のゴルファーが集まって、ゴルフ練習会を伊豆の稲取で開催しました。




なかなかのメンバー構成で、ゴルフ場初デビュー2名、前回のラウンドスコアー200 1名、最後にゴルフをやったのは2年前 1名、あと4名のゴルフ経験はまあまあで、計8名でした。


まず、デビュー組と女性1名を一番上手だと思われる人がたばね、後は私を含めた1組。


楽しいゴルフでしたが、予想どおりラウンドに2時間半以上かかってしまい、後ろの組の人にはごめんなさい。


ラウンド中に、人には色々な顔があるということを実感しました。


まず、初ラウンド組の一人は、気負いがまるでなく無心で打てる、という素晴らしい資質の持ち主であることがわかりました。先の見通しはとても明るそう。


同じ初ラウンド組でも、もう一名は身体に力が入っていて、「当たってくれ!」という願いが身体から出ていて、人間らしさにあふれていました。私はこちらのタイプ。


のんびり屋と思った人が実は非常に慎重な性格だったり。




皆、大分緊張したようですが、ゴルフの後は温泉に入ってのんびりしてから、母の作った煮物、お刺身とビールで乾杯。



今回で、ゴルフ上達の決めては、「気負い」ではなく「無心」であることがわかりましたが、できるかどうかは自信なし。

2010年11月12日金曜日

逃げる人






最近の政府のドタバタぶり、今回のビデオ流出事件につながる一連のできごとには我慢がならない。


怒ってます!






最近、北方兼三の『水滸伝』を読み直していて、読み進むほど、国を思う勇士たちの苦労を読むほどに、民主党政権の無能、無責任ぶりに怒りを感じてます。


何かあると保身しか考えていない。こんな人たちは周りにはいません。


責任を取らない人、"逃げる人"、には何人も会ったけど、逃げたい人は逃げたらいいと思っています。


ただし、こういう人は国をあずかる総理大臣になってはいけないのです。


"逃げる人"の辞書には"毅然"という言葉はないのです。日本の国益を守れるわけがありません。


しかも、逃げていると、人の顔はいやしくなってきます。


政権が自民党から民主党に代わったこと自体には意味はあったとしても、もう民主党政権も限界です。


日本を迷走させているつけは、国民一人ひとりが払うことになるのですよ。


日本の国益を考えることのできる政治家はいないのでしょうか。


2010年11月5日金曜日

2010年度改善事例発表会




昨年に続いて二回目の改善事例発表会を開催しました。



発表者は4名(組).







優勝者のプレゼンです。 タイトルは「KI T・A・F・Tの統計データ収集プロセス構築」。


理路整然としていました。


プレゼンのルールは、直感ではなくできるだけデータで示すこと。



お客様のところに駐在している社員も参加し、病欠者以外は全員参加です。


4名のうち、3位まで賞金が出ました。すごい確率!参加賞は図書券です。





今年の優勝者は、ゴルフのための小物や洋服に賞金を当てるようです。


去年の優勝者はステーキを大量に食べたとの噂があります。



来年は、もう少し時間的に余裕のあるスケジュールを組み、発表者の数を増やす仕組みを作りましょう。

2010年10月29日金曜日

随人観美



夏から突然初冬になってしまって、どうなってるのでしょう。


なんだか秋を感じたくて自宅に秋の花をいけ、気分を変えてみました。




ところで、今日は「随人観美」という言葉についてです。


意味は人に従ってその人の美を観ろ、その人だけがもっている美、長所を観ろ、という意味で、禅語だそうです。


人の長所を観るというのは、教育の根本だと思いますが、これが意外と難しい。


人にこちらの話に耳を傾けてもらうには、相手を好きにならなければ無理なのです。


ところが、相手を好きになるためには、相手の長所を観なければなりません。


周囲が友達ばかりだと問題ないのですが、そういう環境にはいない私は、どうやって相手を好きになれるか、に苦しむときがあります。


人間には相性があるので、周囲の人が増えれば増えるほど相性のよくない人も増えてきます。


相性のよくない人の弱点や欠点はよく目につくのです。欠点が目につき、「いやだな~」という気持ちが自分の中で芽生えると、ほぼ100%相手に伝わります。


その結果、力を出してもらうべき人の力が十分出ないで、本人も私も不本意な状況になります。


そこで、今年も残り2ヶ月、「随人観美」を目標に。

2010年10月25日月曜日

仲間


今年も年に一度の、仲間内でのミニミニコンサートが自由が丘で開かれました。


参加者は約60人。



演奏者も聴衆も同年代、すなわち団塊の世代前後か、その家族/知人でした。


ほほえましかったのは、バンド結成後4ヶ月で初参加した3人組。持ち歌は3曲で、結局アンコールに応えてこの3曲全部を歌ってくれたことです。


第二の人生を送っているはずの男性3人の歌は、優しい聴衆に大受けでした。


ところで、今回のコンサートで気付いたことは、バンドのメンバーである女友達の歌が上手になっていたことと、体調をくずしている人が多いということでした。


友達の歌がうまくなっていたのはとても嬉しかったです。


努力を続けていると少しずつ自信が出てきて、自信が出てくるとますますよくなる、というよいサイクルに入っているようです。



ボイストレーニングの先生、保坂三奈子さん。コンサートの後の懇親会会場での写真です。


私も保坂先生に習いたいと思ったのですが、思いが弱いと続かないのでだめですね。




気がかりは数人の仲間が体調をくずしていること。


皆元気で、来年も楽しい会を開けますように。

2010年10月15日金曜日

チリ落盤事故とドラッカー

昨日はチリの落盤事故で生き埋めになった33人が救出されてほっとしましたね。


この事故に関連してドラッカーの名前が出てくるとは。


リーダー格の人がドラッカーの愛読者であったようです。


もし、このリーダーがいなかったら、いても組織のマネジメントについて無知であったら、全員が無事に帰ってこられたでしょうか。


600mの地下でのキーワードは、「組織化」と「目標の自己管理」だったかもしれません。


「組織化」することによって、凡人の集まりが、非凡なこと(地上への生還)を成し遂げる基盤が作られたことになります。


組織の目標は当然"全員での地上への生還”で、もうだめだと思う心を支える基盤になったのでしょう。


"全員での地上への生還”という目標を達成するために役割の分担をし、「目標の自己管理」が行われたようです。


無事救出された人たちは、組織を離れて普通の個人となり、新たな目標に向かいます。


強烈な目標を達成した後の人生をうまく乗り切っていくのも、また難しいことです。


救出された33人の英雄扱いはほどほどにしないとね。

2010年10月8日金曜日

本1冊のリライトを終えて



酷暑の8月に始まった英日翻訳のリライトがつい先日終わりました。本の翻訳のリライトでした。




すぐれた翻訳者の翻訳でしたが、時間的な制約が厳しく、翻訳者は大変だったと思います。



本の内容は、グローバル企業の中国+インド戦略についてです。


私のところにリライトの仕事がまわってきたのは、内容がおもしろかったので原文を全部読んでいたからなのでしょう。


リライトした翻訳は、大学の先生の監修、大学と出版社での校閲を経て、11月には出版される予定です。



久しぶりに翻訳の現場の仕事をして、意義深い2ヶ月でしたが、ストレスもたくさん感じました。


プラス面は、日本語での言葉の組み合わせの厳密さ、そして翻訳の楽しさと大変さを再確認できたことです。


言葉の組み合わせに関しては、英語で許される言葉の組み合わせを辞書どおりの訳で日本語にすると、おかしな日本語になる、ということです。


たとえば、"pursue"という動詞は英語では"market"という名詞と一緒に使うことはできても、日本語になると「市場」と「追求する」という日本語は、ほとんどの場合ダイレクトには結びつかないということです。


”英文解釈”の影響からなかなか抜けきれません。


マイナス面は、自分の本来の仕事をするエネルギーがリライトに吸い取られてしまったことです。


急ぎの大事な仕事が山積みになり、ストレスがたまりました。


それでも、有意義な2ヶ月でしたが、また「やる?」って聞かれたら、「う~ん」と考えてしまいますね。


でも、選択の余地がなければ、またやります!


まだ、出版されて本の評判を聞くまでは安心できませんが、とりあえず一仕事終え、清々しい気持ちです。



2010年10月1日金曜日

突然の指名!


12月13日(月)、(社)日本翻訳連盟主催の第20回翻訳祭が開催されます。


パンフレットはゲラの状態なので、きれいになるはず。


翻訳祭は今年20周年記念なので、基調講演、メイン会場でのパネルディスカッション2つ、同時に19セッションを企画しています。


講演者も決まり、パネルもセッションも出場者が決まって、これから広報の段階に入るところに、事務局からの電話です。


メイン会場のパネルディスカッション1つがうまくいかず、モデレーターになって企画をしてくれ、とのすごい内容です。


時間の猶予は実質4~5日。時間がないよ~、という気分。


とりあえず、モデレーターを引き受ける人が見つからず、事務局の苦衷を察すると断るに断れず。


翻訳者のパネルディスカッションということだけは決まっていたので、「強い翻訳者から学ぶ~いかにしてお客様の満足を得るのか~」というタイトルをひねり出す。


ここで、一番の問題は自分が「調整型」の人間でない、ということです。


モデレーターの役割は「調整」なのに。


将棋の羽生名人の「人間には二通りあって、不利な状況を喜べる人と喜べない人がいる」という言葉をなぜか思いだす。


明らかに不利な状況なので、とりあえずこの状況を喜こんで受け入れることにします!

2010年9月24日金曜日

読書




やっと、読書の秋らしくなってきました。




先日、日垣 隆(ひがき たかし)という人が2007年に『文芸春秋』に書いた、「14歳からの<人生の教科書>100冊」という記事を読んである決心をしました。



日垣 隆氏は、彼の「ガッキファイター」というメルマガを読んでいて、常識にとらわれない鋭い物の見方がとても気に入っている作家/ジャーナリストです。


ところで、なぜ「14歳からの読書100冊」かというと、13歳以下は犯罪を犯しても日本の刑法では罰せられず、14歳からは犯罪者になりうる、つまり社会の一員になるからとのこと。なるほど!


実は、この本のリストを読んで軽いショックを受けました。


この100冊のうちで、私が読んでいる本はほとんどありません。読んでいるのは、D・カーネギーの『人を動かす』、小池真理子の『恋』、『ルーツ』、『老人と海』他数冊でした。


本が好きで手放したことがないほどですが、自分の読んでいる本は、ビジネス関係の本か時代劇小説(佐伯泰英や宇江佐真理)のどちらかであることに気づきました。


ビジネス書は仕事のため、時代劇小説はいやしのため。自分の幅を広げるための読書はあまりしてなかったのです。


そこで、この100冊のうち、読みたい本は多分70%位でしょうが、読んでみることにしました。


期間は2年。ただ読むのではなく、1冊づつ何かを心に残したいと思っています。





とりあえず3冊入手して、スタート!





2010年9月17日金曜日

真実の瞬間

真実の瞬間とは、サービス業で企業が利用者と接触するわずかな時間を意味します。このわずかな時間に利用者が企業を判断する、ということはよく知られています。


先日、まさにこの真実の瞬間を体験しました!


リゾート地のレストランで食事をしたときのことです。



いつものように、まず生ビールを注文。


一日が終わり、やれやれと生ビールを飲んだら、「おや?」、なんだかビールの味がぼんやりしています。




それで、次は瓶ビールを注文。瓶ビールを頼むときに、「生ビールがおいしくないな~」とレストランの女性になにげなく言いました。



その後はしゃぶしゃぶを食べたり、ワインを飲んだりと生ビールの件は忘れていました。



ところが、しばらくして同じ女性がやってきて、生ビールのサーバーの圧力が異常に低くなっていて、ご迷惑をおかけしました、とあやまってきたのです。


そして、こちらの生ビールの味はいかがでしょうか、ともう一杯。味がさっきとは大違い!


さっきとは全然味が違っておいしい、と告げると、最初の生ビールの料金はいただきません、と言われました。


これで、このレストランが真実の瞬間を大切にしたことが、私に伝わりました。


レストランの従業員の一人は客の声を真剣に受け止めたのです。


それにしても、レストランで生ビールを頼んだときには、何人もが同じ生ビールを飲んでいたのですが、誰も何も言わなかったようです。


ビールの味の異常には誰よりも反応するようになっている自分をちょっと反省しました。ビールの飲み過ぎでしょうか?

2010年9月10日金曜日

人材採用について





先日、戦国武将の石田三成について話を聞く機会がありました。




石田三成に関する一般的イメージは「才人で人望がない武将」というものだと思います。


ただし、歴史は勝者が書くものなので、そのままうのみにはできません。


よく知られている三成の島左近採用について。


まだ三成の石高が2万石のときに、どうしても島左近を雇いたいために1万石を与えて採用したという話です(この石高については4万石と2万石という説もあります)。


これは会社で考えると、収入の1/2を与えることを約束して人を採用したということです。


これだけの石高を与えて採用した島左近は最後まで素晴らしい働きをしたようです。


私も創業時だったら、どうしても採用したい人がいたら三成と同じことをしたかもしれません。一緒に三成の話を聞いていた人も、同じ事を言っていました。


ところが、今は組織として動いているので、バランスを考えれば三成のようなことはできませんが。。。


「人は城、人は石垣、人は堀...」という言葉があり、会社にとっては人がほぼすべてを決めます。


人を採用するときは、どこまで相手の資質を見抜き、どこまで覚悟して雇うか、ということを考えさせられる話でした。

2010年9月2日木曜日

元社員からの葉書

東京ではまだ暑い日が続いています。



暑い東京で皆がせっせと仕事をしている中、8月の初めに会社をやめた元社員がフランスのヌーディスト村から楽しい葉書を送ってきました。




葉書の内容は、「お世話になりました」、「フランスのヌーディスト村に滞在しています。美しい女性は素敵です」、「体調に気をつけてください」でした。




元社員はCAP D'AGDE(キャップ・ダクド)というヨーロッパ最大のヌーディスト村に数日滞在したようです。


CAP D'AGDEの海はきれいですね!


元社員はあまりコミュニケーションが得意ではなく、ず~と彼女を探していたような印象があります。


ヌーディスト村ではどのように過ごしていたのでしょうか。。。 なんだか落ち着かない気はしますが。


ヌーディスト村の後は、6ヶ月間フランスの語学学校に入り、その後放浪して、日本に帰ってくるようです。


よくできるので、帰国後はフリーランスの翻訳者として翻訳を手伝ってもらいたいと思っていますが、どうなるでしょうか。


元気で帰ってくるのを待っていましょう。

2010年8月26日木曜日

夏休みの驚きと感動

先週は待望の夏休みで、古くからの友人が友達を連れて2泊3日で伊豆の家に遊びに来ました。


私の30年来の友人は雑誌の編集者で極真空手二段の危険な女性です。




友人が後輩の極真空手の道場主を連れてきました。


この写真は到着したばかりの道場主で、飲んだビールの数はやや多めでも普通の好青年に見えます。









むくつけき道場主のほかに、こんなに魅力的な書道家の前田紅華ちゃんもやってきました。







それからが驚きの連続で、以下がそのびっくりシリーズです。




びっくりその一。極真空手の道場主が大食いで、飲み助。 家に着いたときとは、印象ががらりと変わりました。



家に到着した途端、朝の10時過ぎから魚の干物をおつまみに、ビールのロング缶を一気飲み、それからどんぶりめしを一杯食べて、それでも足りない様子。彼の一日のご飯消費量は軽く5合とのこと。


びっくりその二。若く魅力的な書道家はとても天然で、家に到着した途端お風呂に入ってなかなか出てこない。出て来たら昼寝。




びっくりその三。友人と道場主が空手の稽古をして、どちらも強いことが判明。私の友人は若いときは細い美少女だったのに!



道場主のおなかは板のようで蹴っても平気。電車の中で痴漢を見つけて手首を押さえつけたら、痴漢の手首がぐしゃっと折れ、過剰防衛で警察に連行された人。彼を怒らせてはまずい。。。


でも、驚いてばかりいたわけではありません。感動もしました。感動したのはみんなの心の純粋さでした。


情報と格闘している毎日から解放され、友人たちと過ごした3日間は人間の原点に触れたようで心がすがすがしくなりました。


「伊豆にはまったのでまた来年も来た~い」と大騒ぎで一足先に東京に帰った皆さん、たくさん食べて、たくさん遊んだのだからたくさん働かなくちゃね。

2010年8月13日金曜日

夏のストレス発散



先日、iPhoneやiPadユーザーの聖地と言われている「豚組しゃぶ庵」に行きました。




豚組の社長、中村仁氏が書いた『小さなお店のツイッター繁盛論』という本を読んでから行く、という準備のよさ


意外だったのは中村氏の考え方が堅実で冷静なことで、広告・宣伝のプロだからこその展開だ、ということがわかります。


一緒に行った仲間は、iPad・iPhoneのアプリ開発者やITの会社の元経営者で、豚組には何回か前に行ったことがあったようです。


仕事の話をするために集まったのではないので、この日ITのプロたちが得意気に紹介してくれたのは、iPhoneアプリ「Theスッピン。キャバ嬢編」でした。


キャバ嬢たちの厚塗りメイクをはがして素顔にする、というあまり趣味のよろしくないもの。 開発者の顔が見たい。


でも、
ただ画面をこするだけでメークが落ちて「おやっ」という顔になるのが、おかしい。


たわいない話を4時間近く。この間にお腹をかかえて笑って、一人1.5人分の豚肉を食べて、飲んで、夏のストレス発散の夜でした。

2010年8月4日水曜日

ザ・カリスマドックトレーナー

「ザ・カリスマドックトレーナー」というナショナルジオグラフィックスのTV番組を見たことがありますか。





私は大の犬好きで、以前飼っていた犬の育て方を失敗して、不機嫌なかみ犬にしてしまった、にがい経験があります。





犬の名前は『ゴルゴ13』の主人公のように強く育ってほしいという願いから、「デューク」と名付けたのに、弱虫だったのは計算外でした。




それよりも、育て方を失敗したのにはまいりました。


この番組を見て学んだのですが、育て方を失敗した理由はただ一つ。


私ではなく、犬に自分が主人だと思わせたこと。


「ザ・カリスマドックトレーナー」を見ていると、飼い犬の問題はすべて、犬ではなく飼い主の問題だ、ということがわかります。


このレーナーが犬にささやくだけで、飼い主の言うことをまったくきかない犬が言うことをきくようになるのです。


でも、トレーナーの目がときどき、オオカミのように光るのを見ると、「おやっ」と思います。


もしかして、この人の前世はオオカミなのでしょうか。


この番組を見ては、理屈ではわかるけれど、前世がオオカミでない私にはここまでできないな~、と思っています。


2010年7月30日金曜日

びっくりしました!

年々驚きが少なくなってきている気がしますが、これは年齢によるものでしょうか。


ところが、最近久しぶりにびっくりすることがありました。


先日、知人から「よろしければ弟のセミナーに参加してください」という趣旨のメールが入りました。


この弟とは、以前繰り返し読んだ『翻訳とは何か―職業としての翻訳』の著者で、あこがれの山岡洋一さんだったのです。



山岡洋一さんは有名な翻訳家で、最近出版された『ビジョナリカンパニー③ 衰退の五段階』 という本の訳者でもあります。


もちろんビジョナリカンパニーの①、②も山岡さんの訳です。



また、最近ミルやアダム・スミスの古典の新訳も行っています。


メールをくれた知人とは30年以上の付き合いで、年に一度は一緒に旅行している仲間です。


それなのに、弟さんがあこがれの山岡洋一さんとは。。。


山岡さんのメールマガジン「翻訳通信」はもう5~6年読み続けていて、8月28日(土)のセミナーについても参加したいと思っていました。


「人は出逢うべき人とは必ず出逢う。 しかも一瞬早からず、一瞬遅からず」という森真三の言葉にあるとおり、山岡さんとは出逢うべき間ではないのか、時期が来ていないのか、どちらなのでしょう。

2010年7月26日月曜日

グローバルな人材について



ここのところ楽天やユニクロのように、会社の公用語を英語にする日本の会社がでてきました。



グローバルなマーケットで戦わざるを得ない日本人にとって、英語の重要性が増しているのは肌身に感じています。


ただし、弊社のような翻訳会社では、日本語力が英語力と同じくらい大切で、日本語力についてはさらなる研鑽が必要です。


ところで最近、日本は国も国民も元気を失っています。そのため、社内が日本人だけでいいのかと考え始めているところです。


日本と比べて、中国やインドなど新興国の人たちのエネルギーは目を見張るほどです。


社内が日本人だけの構成よりもエネルギーあふれる他国の人と一緒に働くことによる新しい気づきと活力が欲しいのです。



KIでは、昨年度は初めて海外の売り上げの割合が国内の売り上げを上回りました。


今後は国籍に関係なく、能力のみに焦点を合わせて採用を考えていきましょう。


2010年7月16日金曜日

IT Japan 2010



日経BP主催のIT Japan 2010というセミナーが今日まで3日間開催されました。コンセプトは「ITと経営」です。


参加料は3日間で3,000円という格安。




ちょうど会社の情報システムの見直しをしているところで、「ITと経営」はどんぴしゃのテーマなので、参加してきました。


特に記憶に残ったのは、アクセンチュア社長の「B to Cのビジネスの視点をB to Bに取り入れるべき時代になっている」という言葉と、PwC社長が示した世界のCEOに対するアンケート調査結果でした。


この調査では、日本の経営者の自信喪失ぶりが如実に表れていています。


「業績回復のために今後12ヶ月にどのようなビジネスの再構築を行いますか?」という質問に対して、「わからない」と答えたか回答しなかったCEOは、グルーバルでは8%にすぎないのに、日本では34%。


これって、本当?とは思いましたが、日本企業の元気のなさを考えると本当なのでしょうね。


プレゼンを聞いた中では、マイクロソフトを含めて、外資系企業日本法人の社長の方が、日本企業の社長よりも国の元気のなさを憂えてる、という印象をもちました。


日本はまだ高い技術力でグローバルで勝負できるのですから、そのために必要なコミュニケーションの面でKIがお役に立てると思っています。



それにしても太陽がギラギラの夏が来ましたね。セミナーの休憩時間中に食べたかき氷のおいしさも記憶に残っています!

2010年7月12日月曜日

『日々名言名話在り』

経営者の会、「三略会」に入会して5年たち、様々な活動への参加回数は122回にのぼります。


古典の勉強会、ビジネスモデルの発表会、ゴルフコンペ、カラオケ、年末の紅白歌合戦等、私の日常のかなりの部分がこの会でまわっています。


三略会で色々な考え方を学び、私はすいぶんと生きやすくなりました。


今週、三略会の主宰が耳順(還暦)を迎えることになり、大勢でお祝いの会を開きます。






お祝いの会で、主宰が『日々名言名話在り』という本の私家版を三略会のメンバーに配りました。






365日、一日一言、書かれている内容は、約1/3が中国の古典から、1/3は主宰の言葉、残りは戦国武将の言葉であったり様々です。


三略会で一番学んだことは、何があっても淡々と受け止めて、がっかりしたり、舞い上がったり、油断したり、腰が引けたりしない、ということです。


三略会で、よき人生の師に巡り会えました。

2010年7月2日金曜日

定年と料理



自分も年を重ねて、仕事で出会った男性の仲間も定年で家庭に帰る(?)人が多くなってきました。





当たり前ですけど、昔からこの人は奥さんを大切にしているな、という印象の人の定年後は穏やかです。


定年まで奔放(?)な生活を送っていた人の話を聞くと、「恐妻家」になっている人もいますし、意外とうまくごまかしている人もいますが、大体は奥さんのご機嫌を取って暮らしているようです。


「どうして家の奥さんは、あんなに怖いんだろう」と言っている人がいますが、しょっちゅう「ぐず」と怒られているそうです。現役時代は「ぐず」という言葉とはおよそ無縁な人でした!


いずれにせよ、定年後の男性が穏やかに暮らすキーワードの一つは「料理」です。料理ができる人はそれだけで、家庭内での新しい地位が安定するようです。



一度だけ妻側の気持ちを聞いたことがあるのですが、「せめて自分の昼食は自分で作れるようになってほしい、せめて後片付けだけはやってほしい」と言っていました。


気持ちもわかりますが、今まで社会で戦ってきた人に突然料理を作れ、というのは酷な要求だと思ってしまいます。時間が必要です。


男性には、定年になってやっと肩の重荷がなくなったと思ったら、次に家事というチャレンジが待っているのですね。


時には自分の責任を忘れられたらと思うことがありますが、どこの世界も厳しいのです。



2010年6月25日金曜日

年をとるということ -母-




母は85歳になりました。





12年前にやめていたゴルフを昨年再開し、ジムにも週一回休まずにかよっています。


一緒にゴルフの練習に行き、後ろの打席で“ビシッ”というドライバーの音を聞くと、思わず振り返ってしまいます。


ジムではクライアント中最高齢なので、マシンを使ってトレーニングしている母の後ろ姿(前は拒否されたようです)の動画をトレーナーがブログに掲載したとの連絡がありました。


平均的な85歳の方と比べると母は信じられないほど元気ですが、それでも年々もろくなってきています。


これは当たり前のことですが、年をとるということは寂しくなることなんだな~、と最近感じています。


小学校から女学校まで一緒だった友達の中で、本当に元気なのは母ともう一人だけのようです。


年齢を考えると、元気でいられる時間をできるだけ延ばせる環境を作るのが私の役目だと思っています。


日々できることは限られているので、手配・調整、そして情報と楽しい場の提供をすることによって、母を支えていきたいと思っています。


でも、もしかして支えられているのは私の方かもしれません。今晩も食事を作って待っていてくれるのは母です。

2010年6月15日火曜日

ドラッカーの『現代の経営』を読み終えて




学生時代に一度読みかけて挫折したドラッカーの『現代の経営』をついに読み終えました。


しかも2回。




私はマネジメントの教育を受けたことがないため、以前からこの本を読まなければ、読まなければ、と思っていました。


今年の初めに読み始めて、半年がかりでした。


読み進んでいる途中で心に響く文章を書き出し、その数は149。


一番心に残った言葉は、企業の資源のなかで成長と発展を期待できるのは人だけである、ということと、どんなに訓練を受け、専門教育を受けたマネジメントも真摯さがなければ機能しない、ということでした。


知人の会社の企業理念の一つが「技術の前に人ありき」ですが、地に足がついた経営をしているのがうかがえます。


いずれにせよ、よい本を読んだだけでは意味がないので、次はどれだけ実行できるかです。





雨と紫陽花の季節となりましたが、体調を天候に左右されないようにしましょうね。



Photo by Yamaguchi-san

2010年6月11日金曜日

お役立ちグッズ





私はかなりの確率で携帯がかかってきても気付かずに、応答するのが遅れ非難の的となっています。





これは、私の仕事用のバッグがとても頑丈で、振動や音がなかなか外にもれないからです。


なにしろバッグは馬具職人が作ったもので、丈夫でもう10年近く使っているすぐれものです。 ただし、携帯向きではありません。


そんなとき、NHKテレビの早朝ニュースで、便利なグッズが紹介されました。




携帯の着信を見逃さないためのBluetooth対応ブレスレット型バイブレーターです。




ビジネスマンが大切なお客様からの電話に気づかずに仕事に影響が出たため、このブレスレット型バイブレーターを購入したとのこと。 それ以来、着信を見逃すことがないので安心していられる、というニュースでした。


見たとたん「買わなくちゃ」と思い、すぐアマゾンで入手しました。


携帯とペアリングするのは私でもできるほど簡単で、3,000円しません。


携帯に着信するとブレスレットが振動し、LEDが点滅して知らせてくれます。


問題は携帯と10m以上離れると、ブレスレットが振動することです。


会社でお手洗いに行っても振動するので、携帯を取りに戻ることになります。それだと、いつも携帯が身近なので、ブレスレットは必要なくなるという、?の状態になります。


物に振り回されないシンプルな生活を目指してはいるのですが、まだ真剣度に問題があることは自覚しています。


iPhoneを最新バージョンに変えたいな、iPadをいつ買おうかな、なんて思っているのですから。