2010年12月21日火曜日

リライトをした本が出版されます





8月から9月にかけて駆け足で翻訳をした『中国・インドの戦略的意味』がいよいよ25日に出版されます。





翻訳は優秀な翻訳者にお願いし、私の役割はリライトでした。


今年、体力的にきつかった理由の一つがこのリライトの役割でした。


普段やり慣れていないことをしたことと、知人がこの仕事にからんでいたので、その人たちの顔をつぶしてはいけないというプレッシャーがボディーブローのようにききました。


ただ、今後の中国とインドの存在をどのように企業が位置づけるべきか、国際化ではなくグローバル化が必要であること、そのためにどのようにマインドセットを変えなければならないか、など興味ある内容です。


著者のアニル・K・グプタとハイヤン・ワンの分析力と洞察力は一級品です。


本に訳者としての名前は載りませんでしたが(ちょっと残念!)、お客様に満足していただけたのと、出版社に、よくこれだけの短い期間で翻訳した、と感心していただいたので満足しています。




ということで、2008年9月から始めたこのブログも、今回で111回目、これが今年最後のブログとなります。




来年も、エネルギッシュな1年としてゆきます。


皆様、良いお年を!

2010年12月17日金曜日

師走の出来事




師走になり、銀座はイルミネーションの飾りで華やかです。 気分がよくなって、もう買わないと決めていた年末ジャンボ宝くじをつい買ってしまった。。。



暮れの大きなイベントが2日続き、仕事とイベントの準備で忙殺され、ブログが一回飛んでしまいました。




まず、恒例の「三略会紅白歌楽戦」。今年は3月から練習を始めた松任谷由実の「ルージュの伝言」。



可愛いプロのダンサー2人がバックダンサー、バックコーラスは女性メンバー3人の「謎のコーラス隊」。


劇にも出演して、歌と劇の練習が計8回あり、夜の忙しかったこと!


続いて、日本翻訳連盟の20周年記念翻訳祭。実行委員として朝の7時から夜9時まで走りまわり、途中で「強い翻訳者から学ぶ」というパネルディスカッションのモデレーター役。


すべて、無事に終わって次の日は疲労で顔がむくんでしまいました(飲み過ぎたか)。このときに久しぶりに「若くはない!」ということを実感。


今年は身体がきつかった分、達成感がありました。この達成感を味わいたくてつい走ってしまうのです。

今週末でエネルギーを補充して、残り7営業日はお客様への年末のご挨拶でまた走ります。

2010年12月2日木曜日

会社創業時のにがい思い出






師走になり、近所のイチョウの黄色い葉が散り始めました。





ところで、NHKの坂本龍馬も終わりましたね。それで、なんとなく高杉晋作について知りたくなり、池宮彰一郞の『高杉晋作』を読んだところです。


ちょっと驚いたのは「人間は、艱難は共にできるが、富貴は共にできない」という言葉が高杉晋作の言葉だったことです。


この言葉を引き合いに出して、会社創業は一人でした方がいい。友達や親しい人と一緒に創業すると、後で必ず問題が起こる、と何度も言われてきました。


私は創業は一人でしましたが、創業後間もなく学生時代の友達を誘って会社を助けてもらいました。


友達は約5~6年一緒に働いて、会社にお客様がついて少しなんとかなりだしたときに去っていきました。


要するに、最初に友達を誘ったこと自体が間違っていたのです。


自分の間違いで親友を失い、相手にもつらい思いをさせ、会社創業以来一番にがい思い出です。


親しい経営者仲間からたまに同じような話を聞き、つらそうな仲間の顔が目に浮かびます。


高杉晋作を読んで、久しぶりに創業時のにがい思いが記憶によみがえりました。