2011年12月29日木曜日

般若心経新訳

皆さんご存知の般若心経の新訳(超訳)をご紹介して、2011年最後のブログとします。


Facebookの仲間が「心が震えた」というコメント付きで「般若心経新訳」というのを教えてくれました。





新訳というよりは超訳でしょう。

著名な生命科学者柳澤桂子氏の般若心経解釈と、この新訳の最後の部分のみ掲載しました。

柳澤氏:
行くものよ 行くものよ

彼岸に行くものよ 

さとりよ 幸あれ

これで 智慧の完成の言葉は 終わりました


超訳:
気が向いたら呟いてみろ。 

心の中で唱えるだけでもいいんだぜ。

いいか、耳かっぽじってよく聞けよ?

『唱えよ、心は消え、魂は静まり、全ては此処にあり、全てを超えたものなり。』

『悟りはその時叶うだろう。全てはこの真言に成就する。』

心配すんな。大丈夫だ。


柳澤氏の解釈と新訳と、どちらが正しいとか、いいとかいうことではありません。

新訳は不謹慎という人がいるかもしれません。

でも、あの般若心経がここまでくだいて語られている。

しかも「心配すんな。大丈夫だ」と言われて心が震える若者がいる。

言葉の力はすごい!

この新訳から勇気を得る人がいるでしょう。

新訳は、以下に掲載されています。

http://www.qetic.jp/blog/pbr/archives/1502?_ft_qid=5686620161190565672&_ft_mf_story_key=10150099213214037&_ft_filter=live&_ft_substories=3&_ft_fbid=343102739039086%2C242369055830763%2C305734036128067&_ft_c=m

良いお年をお迎えください。

2011年12月22日木曜日

自分の身体は自分で守る

最近つくづく感じていることは、自分の身体は自分で守る、ということです。

1カ月半前に起きた頭痛がやっと治ってきました。


薬も飲んでいますが、今一番きいているのは整体。


最初に整体に行ったときに言われたことは「重症です」。



私の感が「ここだ」とささやいたので、かよいました。

効果はてきめん。

ただし、いつも東洋医学に頼る前に近代医学で症状を確認するのが順番です。

まず、医者の質の見極めが重要。

信頼できる医者が見つかったら、症状によっては東洋医学の力を借りることも検討。

東洋医学にも頼ると決めたら、何にするか調査。

ここでも調査と技術、人物の見極めが大切。

プロセスが仕事と似ていますが、経験がものをいいます。

なんとしても治すという強い意思があれば、必要な人にめぐり会えます。

何事も努力ということですかね。

2011年12月16日金曜日

2011年壺中天

2011年もあと約2週間。

恒例の12月中旬、経営者の会による「紅白歌合戦」も終了。

「紅白歌合戦」の前々日に会ったメンバーは、疲労困ぱいの様子。

彼の歌は「・・・・ロックンロール」の予定。あんなに疲れていて大丈夫?

ところが当日、彼のパワーは全開。



私は、ガガ風衣装で、ザ・ピーナツの「恋のバカンス」。

ちなみに私はグリーンの衣装の方。



首が痛いので背中が曲がっているのがね(泣)。

でも、忙しい仲間のサポートに感謝。

日常とはまったく異なる世界で過ごす1年に1度の日。

出演者が出すパワーの大きさで、全員が元気をもらいます。

来年は、今年のように体調をくずす、どじは踏みません。

2011年12月6日火曜日

巨星墜つ

第27代航空幕僚長津曲義光氏が亡くなりました。


人を大切にする大きなリーダーでした。


津曲さんに救われた人は大勢いたはずです。


私もそのひとり。



もう20年近く前、航空自衛隊の仕事を始めたときに防大同期の方から紹介されて以来です。


今年の4月末に、ある人の7回忌の小さな集まりでお目にかかったのが最後になりました。


私の目の前で、焼酎を飲んで楽しそうに、今度一緒にゴルフに行こうと話がはずみました。


その後、私の携帯にゴルフのお誘いの電話をいただいたのが最後の会話となりました。


津曲さんを紹介されて以来、転属のたびに後を追いかけて、六本木、府中、春日や三沢へと会いに行きました。


ちょっとした「追っかけ」ですね。


最後に会ったときに、「もう少し時間ができたら、九州の築城のご自宅に遊びにうかがいます」と言うと、「おう、待ってるぞ」が答えでした。

 



待っていてはくれなかったけど、いつかうかがいます。


2011年11月27日日曜日

Aero Concept

23日(木)の19:30から「嵐の明日に架ける旅」という番組を見ましたか?


この番組はタイトルどおり、これからの日本を担うオンリーワン製品を作っている人たちを尋ねる旅。


この中で「町工場の職人魂」というタイトルでAero Conceptという製品が紹介されました。






さすが、いい製品は見逃さない!




Aero Conceptは、大田区の精密板金加工の会社で、主に航空機のジュラルミン部品を作ってる渓水の製品。


メール君のポテンシャルな顧客として大田区の工場を調べていてAero Conceptを発見。


こんな、シンプル、精緻で職人の技が光る独特の美がある製品ってなかなかない!


「既存の常識や慣習を捨てる」という社長の考えそのもの。




ビジネスバッグは30万くらい(買えない)。でも名刺入れは一桁違い2万円台。







名刺入れを手に入れようとしていて数ヶ月。まだ買いに行けていない。


ところで、NHKのこの番組が「嵐」で大丈夫か、と思ったのですが、彼ら意外とやりますね。


これも新しい発見でした。

2011年11月18日金曜日

やっとブログが書けました


ブログは10月31日以来。


書きたくなかったわけではなく、書けなかった。





ず~と筋緊張性頭痛で七転八倒(泣)。


まあ、いわば複合的ストレスと疲労に負けたのですよ。




夜は痛みで眠れず、ただ息しているだけ。


今日、やっと評判No.1の脳神経クリニックにたどり着き、一息。


脳神経クリニックで取った私の脳のCTスキャンを見た先生が一言。


「素晴らしい!40代の脳だ!」


今や私の自慢の種は、実年齢よりも20歳以上若い脳!


転んでもただでは起きない。


山積みの問題も「40代の脳」をもって快刀乱麻。


そんなわけわはないかな?


2011年10月31日月曜日

メール君、展示会出展



メール君を「産業交流展2011」に出展

東京都、東商主催の中小企業向け展示会です。








展示会会場








来場者は5万人超の展示会ですが、中小企業向けなので、かわいいいコンパニオンもいない地味な雰囲気です。





ノベルティとして、メール君のロゴ入りボールペンを用意。






メンバーが3日間足を棒にして頑張り、十分出展のかいがありました。


今後メール君の改善を重ね、付帯サービスを充実し、効果的な展示会出展を行っていく予定です。

2011年10月21日金曜日

第21回JTF翻訳祭





また、翻訳祭の時期になってきました。



今年は大震災があり大変な年ですが、そういう年だからこそ皆でもっと豊かに幸せになろうというテーマを選びました。






個人的には、4年連続で翻訳祭の企画実行に関与してきて緊張感が薄れてきました。


来年はほかの人にお任せしましょう。


今回、企画実行委員長の翻訳祭に向ける思いがとても熱く、関係者は忙しい!


セッション数も過去最高の24セッション。


私の問題は、手違いからメディカル分野のパネルディスカッションでモデレーターを引き受けざるを得ない状況に追い込まれたこと。


今年もまた、ぬかりました。。。

2011年10月14日金曜日

へそ曲がり

スティーブ・ジョブズが亡くなって1週間以上たちます。



私の中でスティーブ・ジョブズは、彼の人生哲学で輝いています。





彼のスタンフォード大学卒業式のスピーチ最後の"Stay Hungry. Stay Foolish."、おぼえていますか。


私と同世代の知人はあのスピーチを若いときに聞いていたら自分の人生は変わった、とまで言っています。


そんな世間でジョブズブームが起きているときに、コンピューターおたくの仲間のコメントは、「スティーブ・ジョブズって全然すごいと思えないんだ」でした。


なぜかというと、「Macは制約の塊にしか見えねえよ」とのこと。


その後に続いたコメントは、専門的すぎて私には理解不能。


でも、彼の言い分が正しいかどうかよりも、世の中の圧倒的な流れとは別の考えをもち、それを素直に表現する人間も必要です。


へそ曲がりの仲間と話していて退屈しません。

2011年10月7日金曜日

DISCO NIGHT

フォーシーズンズホテルで開催、DISCO NIGHT、20:00スタート、26:00クローズ。

ホテルで夜中の2時までこういうイベントが開催されているのですね。

 





知人の空手道場主の弟子(子供)が"KARATE SOUL BEAT"というタイトルで音楽に合わせ、空手の型を披露するとのことで、家族で出かけてみました。







このときばかりは、普段よく食べよく飲む道場主も緊張の面持ちで、挨拶しても心ここにあらず。

それは心配でしょう。

子供たちの演舞はリズム感といい、型といい文句なし。でも、子供は早く寝てね。

演舞の後は大人の時間で、年齢はちょっと高め。

立派な初老の男性がフロアで一人ディスコダンスに熱中していて、絵になってました。

つい最近までカントリーダンスをやっていた86歳の母も一緒で、彼女のコメントは「ディスコはリズムに乗ればいいだけなので簡単ね。カントリーダンスの方がずっと難しいわ」でした。


2011年9月30日金曜日

メンター




ある女子大のメンター制度に応募しました。




応募した理由は、日本の将来を担う若者、特に女性に信念をもった生き方をしてほしいと常々思っていたからです。


メンター制度に応募してから忘れた頃に、書類選考に通ったので面談に来るようにとの連絡がありました。


時間が余っているわけではないのに、何をやっているのか。


とにかく、データベースに私の経歴や職業が登録されることになりました。


学生の要望があれば、翻訳をやりたい人や海外に留学したい学生に対してメンタリング(この言葉知ってました?)をすることになったのです。

 
メンタリングでは、ボーっとした学生やウジウジした学生をしかりつけてはいけないのでしょうか。


とても難しそう。。。

2011年9月22日木曜日

『シナプスの笑い』





『シナプスの笑い』という雑誌をプレゼントされました。




てんかん、うつ病、統合失調症などの体験者が中心となって記事を書いている雑誌です。






出版社は鹿児島県の(株)ラグーナ出版で、精神科医師、精神保健福祉士らが集まって2008年に設立された会社です。


精神障がい体験者が約30名働いているとのことで、週数回、数時間働いている人や、勤務形態はさまざま。


内容は「統合失調症と就労 七転八倒 ―凜として生きる―」、「壁 ―てんかんをかかえながら―」、「私の幻聴対処法」などなど。


皆ペンネームで書いています。


中には才能がある人がいて、色川武大みたいになれるかな、なんて考えていました。


どの記事も、精神障がい体験者の孤独と苦しみがにじみ出て、読んでいて苦しくなります。


毎号この雑誌を読むのはつらいですが、一度は読んでみるべき雑誌です。


精神障がい体験者たちが社会の一員として働けるようにしたいと思うと同時に、現実に今自分ができることはあるのか、と自問しています。


重い課題です。

2011年9月16日金曜日

心のこもったもてなし

秋葉原から「つくばエクスプレス」快速に乗って約30分、茨城県守谷下車、それから車で15分。





好奇心旺盛な仲間10人と「曼珠沙華」http://www.manjushaka.net/という劇団の稽古場を見学に行ってきました。





到着した所は、2,000坪以上ある敷地に稽古場を含め複数の家屋がある、不思議な雰囲気の場所。

お昼から夜までこちらにおじゃまして、総勢20人くらいの方の、手作りの心のこもったもてなしを受けました。



それぞれの建物の入り口には、庭の草花が飾られ、机の上には手作りの竹の花入に庭の草花が生けられているのです。




夜は稽古場が短時間で宴会場に変身。

ついさっきまできれいにお化粧をして踊りを踊っていたお姉さんが、両手に石を持って走るのです。

石焼きビビンバ用?とんでもない、生け花のそばに置く飾りでした。

歩いている人なんか誰もいません。皆さん広い庭を走ってます。




その結果、あっという間に稽古場が見事な宴会場に変身。机の上には、心のこもったご馳走山盛り。




皆さんの心が一つになって動いている姿がすがすがしく、リーダーの心意気を感じた一日でした。

2011年9月9日金曜日

新規事業 ― メール君&Webリンガル

中小・中堅企業向けの新規事業を立ち上げました!


「メール君」というメール専用のオンライン翻訳サービス(http://www.mail-kun.jp/
       
「Webリンガル」という簡易多言語Web制作サービス(現在Web制作中)




という兄妹サービスです。


先日「メール君」について日経新聞から取材があり、今日(9月9日)の同紙東京版に記事が掲載されています。


失われた20年といわれるように、日本の社会全体の元気がありません。


中でも、日本の会社の99%を占める中小企業が苦しんでいます。


こうした中小企業の海外への進出をコミュニケーションの面でサポートしたい、というのがこの兄妹サービスを始めたきっかけです。


今まで培ってきた翻訳ノウハウ+Webという組み合わせで、弊社の力が試されるプロジェクトの始まりです。

2011年9月2日金曜日

さようなら、山岡洋一さん






敬愛する翻訳家山岡洋一さんが、8月20日に急逝されました。






山岡さんは日本の出版翻訳、特に金融経済の分野ではトップの翻訳家です。


約一年前に、親しい女性の弟さんが山岡さんであることを偶然知り、そのときの驚きについてブログに書いたことがあります。



その後、不思議なご縁で山岡さんとお目にかかってゆっくりお話をする機会がありました。



がんこだけれども理屈に合わないことは言わず、しかも私欲を感じさせない山岡さんに感銘を受け、話がはずみました。


山岡さんは、決して社会におもねず、ご自分の信じる道を生きていらしたので、苦労も多かったと聞いています。


そんな山岡さんの告別式は、簡素で心暖まるものでした。


これから、長年の夢であった古典の新訳に取り組もうとしていらした矢先の訃報でした。


息子さんに「父は私の人生の師でした」という言葉をおくられた山岡さん、ご冥福をお祈りいたします。



2011年8月26日金曜日

忘れられないワイン



夏もようやく終わりに近づいていますが、今週はワインについてです。





私が、生涯で一番おいしいと思ったワインは、20代後半に米国ワシントンで飲んだ赤ワインです。



その時以来、なんとか同じような味の赤ワインを飲みたいと探してもまだ見つかっていません。



このワインは、ワシントンの交差点で偶然知り合った、大学の先輩にご馳走になったものです。


でも、考えてみると、たとえ大学の先輩でも、よく知りもしない人と食事をするなんて、若さですね。



当時は好奇心の塊だったのですが、今だったら分別がじゃましてワインにはたどり着かないでしょう。


チャンスもないか・・・



最近で記憶に残るワインは、友人に「マキシム・ド・パリ」でご馳走になった1993年の”SHATEAU LATOUR”。





このワインも、特別でした。


記憶に残るワインには、必ず楽しい思い出がついています。

夏休みも終わったことだし、次は、仲間に楽しい思い出とおいしいワインをご馳走できるよう、せっせと働きましょう。

2011年8月12日金曜日

パーティー




昨夜は仲間とのパーティー。





会場は貸し切りのフランス料理店。


大昔、友人の結婚式がこのフランス料理店であり、おみやげにもらった灰皿と同じものがまだ使われていたのには感激。


出席者した男性陣のほとんどは仲間で、女性陣のほとんどがバーやキャバクラ(?)のお姉さんでした。



男性陣は皆よく遊び、よく働くので、これだけの美女を集められたのだと思いますが、すごい。。。


二次会は主催者行きつけの新宿のオカマバーへ。


オカマのお姉さんたちの巧みな話術と心意気はいいですね!


お姉さんたちは、100%女性に見える美女と、一目で男性とわかる迫力満点の人とが混在して、なかなかの景色。


円高や世界経済のニュースに目を奪われている厳しい現実をつかの間忘れさせる、お盆前のなごやかな一夜でした。

2011年8月5日金曜日

翻訳女子 in 軽井沢

翻訳会社を経営している女性4人で、軽井沢へ。


女性だけの旅は高校以来なので、行く前はちょっと落ち着かず。


でも、なごやかで楽しい時間でした。


一緒に行った仲間の別荘に泊めてもらい、夜は軽井沢No.1のフレンチレストランPremaveraへ。



黒トリュフと烏骨鶏卵の温かいムース トリュフソース(だと思う)が特においしかった。






赤白ワインをかなり消費したので、お値段もなかなか。


でも、シェフいわく冬場の軽井沢はお客様がいないので20人以上もいるスタッフを維持するのが大変だとか。


こういう話は身にしみます。。。


翌日は遅めのスタートでゴルフ。





ゴルフ場は軽井沢72。







女性2人は白ティーからのプレイでなんと90代前半のスコアでした!


う~ん、パワフル!!


どうやら皆さん女性とはいっても精神的にはタフな男性的な方たちでした。

2011年7月29日金曜日

奮闘する仲間たち

私の仲間は、ほとんどが中小企業のオーナー社長です。





この仲間たちの人生は波乱万丈で、毎日奮闘しています。






A社長は、せっかくヒット間違いなしという製品を開発しながら、その製品開発のために雇った社員から悪意をもった裏切りにあい、プロジェクトが頓挫。


最近Aさんに会ったときに、エネルギー満ちあふれていたAさんの着ていたジャケットが、ダブダブになっていました。


「鬱病になっちゃいそうだね。でも我々は鬱病になることも許されないんだよね。。。」という会話をしながら、私も心で涙しました。


でもAさんは立ち直ります。以前も大きなピンチを切り抜けてきた人だから。


次はBさん。先日送別会に行ったBさんは、自分の会社をたたんで家族を引き連れ米国に移住します。


一度はビザがおりずに渡米をあきらめたかに見えたBさん、初心貫徹です。


でも、米国で決まっているのは着いたときに泊まるホテルだけ。家もなければ車もなければ、仕事の目処もたっていないとのこと。子連れなのに。。。


もうこうなると信念の問題で、私はただただ、幸せになってね、と祈るばかり。


次はCさん。Cさんは、突然外資系の社長を解任され、その後紆余曲折がありマイナスからの出発なのに今ではもうかる会社の社長さん。


今でも、ちょっと会わないと、Cさんは病気で入院して、あっという間に退院して、徹夜をして、海外出張をしてを繰り返している様子です。


こういう状態でも、Cさんの人に対する気遣いと思いやりは半端ではなく、私は何度も助けてもらいました。


どんなことがあっても人のせいにせず、とことんあきらめない仲間自慢でした。

2011年7月22日金曜日

なぎさホテル



伊集院静の『なぎさホテル』という本が、紙媒体と電子書籍の両方で出版されました。





「なぎさホテル」というなつかしい名前に飛びついて本を買ってしまった後で、電子書籍があることが判明。


電子書籍なら、井上陽水の主題歌や、なつかしい写真が見られたのに。


逗子海岸にあった「なぎさホテル」は大正時代に建てられた洋館のホテルで、平成元年に閉鎖され取り壊されているので、知らない人も多いことでしょう。


昔、家族がよく会社の研修でこのホテルを使っていて、とてもいいホテルだと話していたのがつい昨日のようです。

私がこのホテルに宿泊したのは1980年代中頃、木造のホテルはすでにガタピシとしていましたが、居心地のいい場所でした。

神戸にある母方の祖父の家と同じ、なつかしいにおいがしたことをおぼえています。

「なぎさホテル」の名前からは、遠い昔の湘南の景色が浮かび、穏やかな時の流れを感じてほっとします。

2011年7月15日金曜日

後遺症



風邪の後遺症(?)で中耳炎と声帯の炎症を併発。





元気なのに耳が聞こえず、声はガラガラ。


中耳炎になったことなどなかったので、お医者さんが鼓膜にさわったとたんに飛び上がり、看護婦さんに頭をしっかりと押えられてしまった。


内視鏡で声帯の写真まで撮られた。


生まれて初めて自分の声帯の写真をもらったけど、始末に困って捨ててしまいました。もらって嬉しい人っているのでしょうか?


耳の治療は無事終了、声帯に関しては数日間話すな、との指示。


さすがにカラオケの予定はキャンセル、でも毎日かなりしゃべってる。


話さなければ仕事ができない。


もしかしたら、今後の人生はこのガラガラ声と一緒に歩んでいくことになるのでしょうか。。。

2011年7月8日金曜日

風邪





ついに風邪にかかってしまいました(泣)






ここ数年、どんなにインフルエンザがはやろうと、感染はしていても発症はしていないと大きな顔をしていたのに、ついにダウン。



今回風邪にかかった理由は、はっきりしています。


ここ数ヶ月ある問題に心がとらわれていたのです。


解決策が見つからず気持が折れたときに、あ~あ、ちょっと休みたいな~、と思ってしまったのです。


こういう状態がしばらく続き、免疫力が落ち、のどをやられました。


会社の近所の病院に行ったのですが、自信のなさそうな若い先生が書いた処方箋を見ると、感染症をおさえる薬が入っていないのです。


そこで、薬局に行くのをやめて、再度行きつけの病院に行き、きちんとした薬を無事入手。


自分の身は自分で守らなくては。


嬉しかったことは、心やさしい仲間から「身体が休めとサインを送っているのですから、心静かに安らかに、ビールを飲んでいるがごとく布団の中で休養ください」というお見舞いメールが来たことです。


やさしい言葉につられて、熱があるのにビールを飲んだら、にがかった。

2011年6月30日木曜日

節電






いよいよ猛暑がやってきました!






電力使用状況が90%を超えるとはらはらしてしまいます。


仕事上は、停電になったら一番怖いのがコンピューターシステムの突然ダウン。


停電でもうひとつ切実な問題は、完全電化されているトイレ。


震災後盛岡の実家では停電が続き、トイレは完全電化型。


水を流してもトイレは流れないのです。


これって、知ってました?


何日も続いた停電をどうやってしのいだのか、詳しく聞きたかったのに言葉を濁していました。


かなり苦労したとのことですが、どうやら庭がある種の役割を果たしたようです。


マンションだったらどうするんだろう。ごみとして出す。。。


ところで、弊社の節電状況は前年同月比17%ダウン、と頑張っています。


物が有り余る時代は終わり、ということです。

2011年6月24日金曜日

習慣化

ジムにかよい始めてから5年以上たちますが、週一のジム通いは習慣になっています。


習慣化できたのは、健康維持は仕事の一部、と考えているからでしょう。


つい最近アスリート向けのGというジムから一般の人向けのEというジムに変わって気づいたことがあります。




この二つのジムは、朝トレをしている人数の季節変動という点で異なっています。


Gでは朝トレに来ている人数に日々大きな変化はないのに、Eでは季節と天候で大きく変化します。


今のように暑くて、湿度が高く、雨であれば、また寒くて、雨が降っていればEはとてもすいています。


春のすがすがしい朝であれば、Eはとても混みます。


誰でも朝起きるのはつらいので、ちょっとやせたいとか、ちょっと健康のことを考えてとか、「ちょっと」という気持ちでは、習慣化はできないのでしょうね。


でも、せっかくよい習慣がついても、くずれるのには数日しかかからないのが泣けてくるところです。

2011年6月16日木曜日

必要なときに必要な本に出会う

最近よい本に出会います。






今回は斉藤明美著『高峰秀子の流儀』という本です。






表紙の写真を見ると、高峰秀子が並の人ではないことが伝わってきます。


この人間味ある著者には人を見抜く目があり、人をやさしく切って見せる力があるようです。



この本は連載記事をまとめたもので、各タイトルが「動じない」、「求めない」、「期待しない」、「振り返らない」、「迷わない」、「甘えない」、「変わらない」、「怠らない」、「媚びない」、そして「こだわらない」。



これが、この大女優を表す言葉なのです。



自分で意識していなかったのですが、この一週間考えることが多く、ジムのトレーナーに言わせると、身体が硬くなって「ロック」していました。


そういうときにこの本を読んで、動じず、求めず、期待せず、迷わず、甘えず、怠らなければ、何事も大した問題にはならないのだ、と気楽になりました。



必要な時に必要な本に出会うとうれしいです。

2011年6月10日金曜日

お相撲さん

お相撲さんと食事を一緒にする機会はあまりないと思いますが、私はそのめずらしい機会に恵まれました。


どこの世界であれ、生きている世界が異なる人との出会いは、驚きがあり楽しいものです。





リズム感抜群の大きなお相撲さんにせみ状態で止まっている私。






この日、どんな小さな驚きがあったか思いつくまま書いてみました。

1. いつもの場所に人が一杯入っている印象があるのに、実際の頭数はいつもの1/3だった!

2. すぐ着物を脱ぐ、きっといつも裸でいるからだろう!


3. かなりの量の食物が口の中に消える、食道も広いのだろう!

4. 太ももが私の胴より太かった!

5. 顔の面積が私の2倍あった!

6. 身長は私と同じ(162cm)、体重は2倍(100kg)のお相撲さんがいて、この人が相撲界で一番小さい!

と、小さなことですが楽しい驚きで盛り上がり、ストレスを忘れました。


ところで一部の人を除いて、力士も引退すると再就職が大変とのこと。


ところが、この日は一人、仲間の会社に入社が決まったようです。


やはり、大切なのは人との出会。

2011年6月3日金曜日

夜の仕事

私の「夜の仕事」は人と会うことです。


通常週の2~3日は、人に会って、飲むことで夜が過ぎていきます。


人と会う目的は、人柄を知りたい、情報を得たい、悩みを相談してみたい、勇気をもらいたい等さまざまです。


先日も、パーティーでお酒を飲みながら地震の話になりました。


米国人の会社社長がそばにいたので、地震のときには一番に逃げたでしょ、と言ったら、そうではなかったのです。


この社長いわく、部下がいるのに逃げられるわけがないでしょ、でした。


地震のときに周囲の外国人ほぼ全員が素早く東京を脱出したので、この社長の知られざる一面を見た思いがして、嬉しくなってしまいました。


人に会うということは、生活を豊かにし、自分の成長のためには欠かせないことです。




問題は、飲み過ぎて時々二日酔いになることですが。。。

2011年5月27日金曜日

貧乏



先日、ある翻訳関係の会合で「貧乏」という言葉を久しぶりに聞きました。



翻訳の仕事は特にもうかる仕事とはいえず、貧しい業界と言われているのは確かです。



これは多分、翻訳はアマチュアとプロの境界線が引きにくい仕事であるため、市場規模のわりには参入者が多過ぎるのでしょう。


また、労働集約型の仕事で零細企業が多いのも、貧しいと言われる理由の一つかもしれません。


平成21年度の国税庁調査によると、サラリーマン男性の平均年収は約500万、女性は260万。


ビジネス ドキュメントの翻訳をしている個人翻訳者の年収は、上は1,000万以上、下は200万くらいでしょうか(私の推測)。


200万はきついですが、実力があればもっと稼げます。


翻訳を個人でやっている限り、力仕事の面があるので、収入には限界があります。


でも、好きな仕事を自宅でできて、幸せ度は結構高いかもしれません。


日本で、本当の意味の「貧乏」な人はどれくらいいるのでしょうか。


多くの日本人がこの言葉を使うときに甘えを感じるのは、私だけですか?

2011年5月23日月曜日

『いねむり先生』

どうしても読みたかった伊集院静の『いねむり先生』がやっと手に入り、2日間で2度読みました。





2週間前に同じ作者の『大人の流儀』について書きましたが、この作家はとても大きな壁を乗り越えたようです。


この本は、何も悲しいことが起きているわけではないのに、読んでいて涙の出てくる本です。


多分、人間の孤独、苦しみのすさまじさと、そこから出発したやさしさに泣けてくるのでしょう。


妻(女優の夏目雅子)を亡くし、ギャンブルとお酒で生きていた著者が色川武大(阿佐田哲也)との交流で救われていく話です。


身近に、妻と別れ、アルコール依存症になり、亡くなった人がいます。


なんとか力になろうとしましたが、結局何もできませんでした。


この本を読んで初めて、友人が抱えていた寂寥感の大きさに思いあたりました。


人の苦しみが本当にわかるのは、同じような苦しみを経験していて、真の意味でやさしい人だけなのでしょう。


それにしても、色川武大といい伊集院静といい、いい本を書く人って大変な人が多そうです。


2011年5月16日月曜日

人前で話す

地震以来、ブログをアップする日が毎週金曜日から月曜にずれていましたが、やっと先週金曜日に元に戻せると思ったら、このブロガーがメンテナンス中でだめでした。





さて、今週から毎週火曜日の朝礼で、社員が一人ずつ順番に23分話をすることになりました。





話す内容は、うれしかったこと、苦しかったこと、楽しかったこと、感謝したこと、助けてもらったこと、感動したこと、腹の立つこと、悩みなど、人の悪口以外は何でもOK。


私自身、もう朝礼で話すことのつらさはほとんど感じなくなりましたが、それでも話題探しに苦しむことがあります。


これがいいのです。


何かを話さなければならないと苦しむと、少し深く考えるようになります。


社員は若いので、中にはあがってうまく話せない人もいるでしょう。



でも、繰り返すと度胸がついて、だんだん自信がついてきます。


そして、少しずつ成長していけるのです。


楽しみです。