2014年2月28日金曜日

理不尽な出来事

先日、人材派遣会社I社にある覚書に捺印をして欲しいというお願いをしました。

これは公的機関からの補助金受給のためでした。

覚書は、この公的機関の承認済み。

ところが、I社は捺印を拒否。

大きな理由は「補助金不正受給」の可能性があるから、ということでした。

う~ん、私が犯罪を犯す可能性があると言われたも同然。

確かに、この補助金のスキームは異常だったけれど、支給元に確認すればわかること。

でも、確認することを拒否されました。

この会社には何か特殊な文化があるようです。

いずれにせよ、書類が整わず、補助金は下りず。

今まで様々な経験をしてきましたが、めったにない理不尽な出来事でした。

結果は別として、目的達成のために様々な知恵がわいたこと、そして冷静に対応したという点で、よしとしましょう。

2014年2月27日木曜日

「大統領の執事の涙」

去年の暮以来、久しぶりの映画です。

「大統領の執事の涙」は、予想以上に政治的な映画でした。

南部で家畜同然に扱われていた黒人少年が、ホワイトハウスの執事となり、7人の大統領に仕えた物語です。

この映画にはモデルがあり、モデルは、ホワイトハウスで8人の大統領に仕え、オバマ大統領の就任式に出席した執事です。

ただし、映画の主人公は、息子が公民権運動に参加し、黒人差別の歴史が全面に出ています。

アイゼンハワーからオバマまで、7人の大統領が登場し、オバマ大統領は実物でした。

どの大統領も雰囲気はどこか似ていますが、そっくりさんというわけにはいきません。

ナンシー・レーガンに扮したのがジェーン・フォンダ、主人公の母親役はマライヤ・キャリー。

どちらも、女優の名前を見るまでは誰か気づかず。

この映画を見て、大学時代に”We shall overcome"をよく歌っていたことを思い出しました。

でも、この歌の背景に深く思いをいたすことのない、ぼんやりした学生でした。

自分を殺し白人に寄り添う人生と、差別撤廃を目指して戦う人生と、対照的な親子の生き方に涙した映画でした。

2014年2月20日木曜日

『天下の雨敬 明治を拓く』

最近、明治の人、特に乱世を生き抜いた商人に興味があります。








その中で、あまり知られていない雨宮敬次郎についての本を読み、胸躍りました。

どんな苦難にも負けない人です。

「一度決すれば頑として動かず。その信念に従い勇猛邁進する。」という、スケールの大きな甲州商人。

相場師として浮き沈みの激しい半生を送り、後半は世のため人のためになる事業をしようと奮起しした人です。

雨敬の三大事業は、軽井沢開発、中央線開通、熱海への鉄道敷設。


時間を見つけて一度、軽井沢にある雨宮御殿を見にいきます。

「良運は悪運から生まれる。悪運こそ俺には生きがいだった」という考え方ができれば、人生絶望することありません。

困ったことが起こると、この言葉を思い出します。

2014年2月10日月曜日

投票率

大雪の翌日が都知事選挙でしたが、90近い母が雪で滑らないよう、初めて一緒に投票所に行きました。

それにしても、どうして投票率がこんなに低いのでしょう?

選挙前、消去法で選ぶしかない、と意気の上がらない人がいました。

それでも、私には景気回復のきざしに水を注す人を都知事にはしないという強い思いがありました。

そのため、棄権は考えられませんでした。

どうやったら投票率を上げられるのでしょうか。

オーストラリア、シンガポール、スイスなど、投票を国民の義務にしている国があります。

オーストラリアのように正当な理由なく棄権した場合は罰金を課し、投票率が90%超という国もあります。

ただし、ただ投票率が高ければいいというわけではないことはわかっているのです。

でも、今回の知事選の投票率を見て、投票の義務化が頭をよぎりました。

2014年2月6日木曜日

日本のリケジョ、快挙


最近見られる造語の中に、女性に関するものが目につきます。

独女、歴女、リケジョ、山ガール。。。

そういえば、会社には山ガールもリケジョも、独女もいるなー。

ところで、ムーミン好きなミニスカのリケジョが再生医療の分野で世界の常識を覆す発見をした、というニュースに思わず拍手。

マスコミによると、小保方晴子さんは女子力も高いとのこと。

男性の研究者の容姿は問われないのに、女性研究者が可愛いと話題になりますね。

いずれにせよ、小保方さんのような若い優秀な女性研究者が結婚、出産を経ても研究を続けられる社会システムが必要です。

世界中が研究成果を競っている中で、最先端の研究をしている女性研究者にとって育児休暇取得はつらいですね。

保育所、送り迎えのシステム、ベビーシッター サービス、料理、掃除、洗濯のサービス等など、必要なサービスはたくさんあります。

今回日本の女性の活躍に胸躍りましたが、彼女達の活躍を支える社会システムの整備が急務であることを再認識しました。