2014年11月28日金曜日

第24回JTF翻訳祭

今年もJTF翻訳祭がアルカディア市ヶ谷で開催されました。

翻訳祭は年々盛大になり、今年は総勢1,000名規模のイベントになりました。

テーマは「2020年へ 新翻訳時代の幕開け」。

このテーマにふさわしい、未来を見つめた翻訳祭でした。

第20回の翻訳祭で開催場所をアルカディア市ヶ谷に移し、トラックス数も増やしたのがきっかけで今があります。

今年は弊社もブースを出しました。

機械翻訳の宣伝と翻訳者/通訳者/ポストエディターの募集がメイン。

翻訳業界は超高速で変化しています。

翻訳祭は今では、現在/未来に向けた業界の動きに関する情報の宝庫になってきています。

20回目の翻訳祭で現在の発展に向けた基礎を築きました。

来年の25周年記念翻訳祭でも、今後の発展の基盤を築くことができることを願っています。


2014年11月21日金曜日

勤務形態



早いものでもう11月後半

河口湖久保田一竹美術館の紅葉

ところで、今回は弊社の勤務形態について。

以下のように、仕事がら比較的柔軟です。


1. オフィス勤務(就業時間コアタイムが10:30時~15:30時のフレックス勤務)

2. 在宅勤務(週1回オフィス出社必須、営業など職種によっては不可)。

3. 男女とも、結婚後子育て等で出社はできないけれど働き続けたい場合は、フリーランス翻訳者の道あり

3.については、翻訳者としての実績が認められている場合のみです。

在宅勤務については、自己管理能力があること、会社の経営方針の理解が必須です。

もっと女性が働きやすい職場はいくらでもあるでしょうが、今のところ弊社はここまで。

家庭でも職場でも一日目一杯働く女性は、大変でも輝いています。

これからは、女性の力が必要な時代。

社会のためにも働く女性の応援をしていきたいと思っています。

2014年11月14日金曜日

マッサン


マッサンこと竹鶴政孝の生涯がNHKの朝ドラになっています。

ニッカにとっては、数千億相当の宣伝効果がある番組です。

先日、ある勉強会で、このニッカ創業者が取り上げられました。

竹鶴さんは、ウィスキー造りという夢に生きた人でした。

ウィスキーは蒸留して5~10年以上木樽の中で熟成させないと原酒になりません。

ということは、投資をしてその回収が最低でも5年以上かかるということです。

その間、お金をかせぐためにやった事業はことごとく失敗。

大変さは想像の域を超えています。

支払サイトが60日以上だとがっかりするのとはスケールが違います。

豊かさと夢は逆相関で、社会が豊かになると夢はしぼむと言われています。

たしかに以前、欲しいものが特にないと言っていた若い社員がいて、びっくりしたことがあります。

松下幸之助は「夢をもつことは重荷を背負うことだ」と指摘していますが、たとえ重荷を背負っても、夢を持ち続けることができれば幸せな人生ですね。

2014年11月7日金曜日

蜩ノ記

久し振りにどうしても見たい映画がありました。

葉室麟原作の「蜩ノ記」。


日本人の礼節の美しさ。

静かな日本の景色と武士の潔さ。

武家社会は不条理な世界です。

主人公戸田秋谷(役所広司)は10年後の夏に切腹を命ぜられ、切腹の時までに藩史編纂を終えなければなりません。

切腹までに3年とせまり、藩から監視役として送り込まれたのが壇野正三郎(岡田准一)。

庄三郎がしだいに秋谷(しゅんこく)の気高い生き方に心酔し、秋谷の家族とも心を通わせていきます。

いよいよ切腹の日となり、死に装束は妻が泣きながら夜中に縫ったもの。

去っていく秋谷の背中から、仕事を終え死に向かう淡々とした気持がにじみ出ています。

監督は黒澤監督の愛弟子、小泉監督。

出演者の所作の美しさが目に残ります。

川端康成がノーベル賞を受賞したときの「美しい日本の私」という講演のタイトルをを思い出ししました。