2015年1月23日金曜日

老化の個人差

若さに個人差はありません。

ところが、老化には個人差があります。

それも、顕著に。

若いときにふけている人はいても、しょせんは若さの範疇でしかありません。

ところで先日、30年来の知人が用事のついでに会社に寄ってくれました。

彼はもうすぐ80になります。

なんと、彼の印象は10年以上前に会ってからほとんど変わっていないのです。

目の鋭さは相変わらず。


Photo by Keez

当たり前でした。

今でも自分の作った会社の代表取締役で、近々会社を上場するそうです。

仕事を通じて社会に評価されることが、人をこれほど輝かすものなのですね。


Photo by Thai Jasmine

老化の個人差に目をみはります。

ハードルは高いですが、この知人はロールモデルにしたい人でした。

2015年1月16日金曜日

誇るべき日本人

佐久間勉という人について聞いたことがありますか。


海軍大尉で、明治末期に沈没した初の国産潜水艦艦長だった人です。

潜水艦とともに、佐久間艦長と部下14名は殉死しました。

当時佐久間艇長の死は世界に衝撃を与えました。

その理由は、ほぼすべての潜水艦の事故現場は艦員が取り乱し、地獄絵そのものだったそうです。

恐怖の世界であることは想像できます。

ところが佐久間艇は違いました。


佐久間艇が引き上げられてハッチを開けると、乗組員全員が各持ち場についたまま死を迎えていたのです。

さらに、佐久間艇長が残り少ない酸素の中で書いた遺書が残されていました。

遺書の内容は、この事故が将来の潜水艦開発のブレーキにならないように、また部下の家族が経済的に困窮しないようにしてほしいというものでした。

極限の状態で、最後まで冷静沈着に行動し、義を貫いた日本人がここにもいたのです。

忘れ去られたくない話です。

2015年1月9日金曜日

心に残った年賀状

明けましておめでとうございます。

今回は、今年一番心に残った年配の先生からの年賀状の言葉をご紹介します。

************************************************************************************「負けてたまるか!」、これが、私がこれまで自分自身に言って聞かせる言葉でした。ところが今は「負けるが勝ち」の心境で、トラブルの相手方の話をしっかりと聞いてあげると、私が一言話すだけで、不思議と無事、円満解決が図れるのです。*************************************************************************************

激しい性格の先生が、「負けてたまるか!」から「負けるが勝ち」への心境に変化するには、深い人生経験の裏打があるからでしょう。

私も自分が今後どのような考え方をすべきかを考えることがあります。

「上善は水の如し」という言葉が気に入っています。


Photo by: NIcholas A. Tonelll

いつかこういう考え方ができるようになるかもしれないという勇気を与えてくれた年賀状でした。